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3D_Evolution

進化する設計、3D_Evolution

3d_evolution logo

3D_Evolutionは、CADシステムのライセンスを必要とせず、高速、且つ高精度に、様々なCADフォーマットのデータをダイレクトに読み込み、データ変換を行うことができる Viewer製品です。

概要

3D_Evolutionは、コアテクノロジー社(独)が開発したインターフェイスにより、他社にはできないパフォーマンスと信頼性を達成するCADデータ変換ツールです。
3D_Evolutionは、CADフォーマットにかかわらず、様々なCADデータ活用プロセスを支援するツール機能も持ち合わせています。

  1. データ変換: 3D_Evolutionは、異なるCADシステム間でのデータ変換を高精度かつ高速に行います。CATIA、NX、Pro/ENGINEER、SolidWorksなど、多くのCADフォーマットに対応しています。
  2. フィーチャー情報の変換: モデル履歴やスケッチの形状、拘束条件などのフィーチャー情報を含むデータ変換が可能です。
  3. 2D図面の変換: 3Dデータだけでなく、2D図面の変換もサポートしています。

特徴

  1.  バイナリー解析技術: 最新のバイナリー解析技術を駆使して、CADシステムのライセンスを必要とせずにデータを直接読み込み、変換します。
  2. 高精度なジオメトリ修復: データの一貫性と正確性を確保するために、高精度なジオメトリ修復機能を備えています。
  3. データの軽量化: データの軽量化や形状簡略化が可能で、ラピッドプロトタイピングや機密保護に役立ちます。
  4. 多彩なオプション機能: PDQチェック、干渉チェック、肉厚チェックなど、多彩なオプション機能を組み合わせることで、より多様なニーズに対応できます。
  5. バッチ処理対応: 大量のデータ変換を自動化するバッチ処理機能を備えており、効率的な作業が可能です。

機能

1.CADデータ変換

1.1 B-Rep変換

ネイティブ対応

各種3D CAD ネイティブフォーマットや標準フォーマットへの変換に対応します。
STEP AP242完全対応

構成情報維持

形状情報・アセンブリ構成・アセンブリ拘束・メタデータなどを正確に維持し、変換致します。

CADライセンス不要

全てのインターフェイスを自社で開発しているため、CAD環境なしでもデータにアクセスできます。

1.2 形状の修正・修復

強力な自動修正と手動修正機能で変換 の精度を保っています。

ヒーリング機能

ベースサーフェイスの 修正を行わず、トリムサーフェイスの 再計算で修正を行います。

ステッチ機能

NURBS面をトレランス以内に 移動させ修正を行います。平面・円柱・ 球などのプリミティブは変形されません。

1.3 PDQチェック機能

PDQチェック機能はISO 10303-59(PDQ-S)・SASIG・VDA 4955/2の34項目に準拠するPDQチェックツールです。 ソリッドの変換率を上げることに限らず、加工や解析のエラーにもつながる微小面・ねじれ面・重複面などの検出と自動修正を行うことができます。 VDA 4955/2はドイツにおいて、30年間にわたり大手自動車メーカーに使われているPDQガイドラインです。

2.解析の前処理

2.1 形状簡略化(オプション)

解析に向け、モデルの穴・フィレット・段差などを認識して削除し、形状を簡略化させる機能です。

面マージの例:
1操作で14の面を一気にマージ
形状簡略化処理

全自動処理、しきい値の設定による自動処理や、あらゆる形状を手動で指定し削除することもできます。

2.2 メタフェイス(オプション)

同じ論理サーフェイスの面、または接線角度の低い面を合成するための機能です。

メタフェイスの作成によって面数を70%削減できる場合が多く、軽量効果もあります。
微小面や微小エッジのある面の削除によってカットエラーを有効に防止することができます。

2.3 中立面作成(オプション)

中立面の強力な自動作成によって、90%以上の中立面を自動的に作成する機能です。

  1. 3D Evolutionは平面と円筒面に限らず、高次のNURBS面からも中立面を容易に作成することができます。
  2. リブの延長トリムや様々な修正方法で中立面モデルを簡単に仕上げることができます。

フィレットなどを削除せず、中立面を直接作成する手法も展開しました。

3.フィーチャー変換

3.1 履歴情報を直接読み込んで変換を行います。

CADモデルを履歴付きで再構築する技術です。

パラメーター・スケッチ・拘束・ドローイング・リンクの変換に対応します。

 

CADシステム入力出力
Catia V4×
Catia V5
NX
Pro/E & Creo
SolidWorks
Inventor×
I-Deas×

3.2フィーチャー認識

  • B-Repデータからフィーチャーを抽出し、ネイティブデータとして出力することができます。
  • 押出しボス・押出しカット・回転ボス・回転カット・面取り・フィレット・ドラフト・パターンの自動抽出に対応します。
  • しきい値を設定した自動認識ができ、手動フィーチャー認識も可能です。

4.軽量化・機密保護化

4.1 機密保護化・軽量化(オプション)

大規模アセンブリの 機密保護化をワンクリックで行うこ とができます。

1クリックで得られる結果(事例)
処理時間:10~20秒
軽量率: 77%
1クリックで得られる結果(事例)
処理時間:10~20秒
軽量率: 71%

一括で軽量化:

3D Evolutionは大規模アセンブリの 機密保護化をワンクリックで行うこ とができます。

シュリンクラップ作成機能:

「一括で軽量化」機能で出力
された形状のメッシュ化により、
モデルを更に軽量化できます。
軽量率:95%~

インスタンス認識による軽量化:

LNGプラント等のマルチGBのデータ から重複パーツを認識してインスタ ンス情報を再現します。同じ精度で 70%以上の軽量化を達成する場合が あります。

手動による軽量化:

維持したい詳細や常に削除したいパーツを簡単に指定してから自動軽量化を行うプロセスです。設定時間を含めても数分で、モデルを完成させられます。

梱包シェイプ作成:

モデル全体またはモデルの各ボディをプリミティブ(キューブ・球・円柱)や多面体などに切り替えるプロセスです。プラント等のマルチGBのモデルを性能の低いパソコンでも表示させることが可能になります。

PDM/PLM連携:

3D Evolutionの機密保護化機能をPLMシステムなどに統合することも可能です。

4.2 内部空間の抽出(オプション)

3D Evolutionの軽量化機能は内部空間の抽出にも使用することができます。
形状簡略化機能やメタフェイス機能と合わせると、あらゆるモデルを簡単に数値流体力学(CFD)解に準備することができます。

5.CADツール

5.1 データ比較(オプション)

形状比較モード

2つのモデル(例:変換前と変換後)を同時に開き、位相トレランス以上の誤差を検出する機能です。ダブルチェックにより差分面も検出されます。STLデータ対CADデータの比較も継ぎ目なく対応します。

アセンブリ構成比較モード

アセンブリ内に追加・削除・移動された要素を検出する機能です。変換の完全性保証の他、大規模データの設計変更の検証にも幅広く採用されています。
(3D注記・フィーチャー及びスケッチ、属性の比較も可能です)。

5.2 肉厚チェック(オプション)

不適切な肉厚の個所(薄肉又は厚肉)をスムーズに確認するための機能です。

透明度、断面、配色とビューフィルターのリアルタイム操作で複雑なモデルを短期間で検証することができます。
面直方向で距離を計算する「レイ計算」、挿入可能な球の直径を計算する「球計算」及び比較的弱い個所を検出する「比率計算」に対応します。3モードの同時使用でモデルの弱い箇所を簡単に検証できます。

5.3 干渉チェック(オプション)

差分チェックで効率アップと時間削減

自動車全体の干渉を2時間で計算することができます。差分チェックの対応により、大規模データの設計変更が10分以内に処理され、社内の干渉チェックプロセスを最大限に高速化できます。

高度な設計変更管理ツール

画像と3Dデータを通じて干渉を容易に確認できます。 同じ干渉を2度確認する必要がないよう、確認済の干渉を以後の計算から排除することや、干渉の自動整理により効率化できます。

5.4 オフセット(オプション)

サーフェイスモデルからソリッドをワンクリックで作成する機能です。

3D Evolutionの強力なデータ修正機能で、オフセットのプロセスで発生するエラー(誤差エッジや欠落面)を高速で修正できます。
自動車や飛行機のボディ等の複雑なパーツにも対応します。

6.対応インターフェース

6.1 インターフェース(フォーマット)対応

IGESとSTEP(入力+出力)は3D Evolutionの標準インターフェイスとして提供されます。

3D Analyzerは以下の全てのフォーマットに対応します(入力のみ)。

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