PLMconsole
ソースコード開示、セミオーダー方式の国産PDM

セミオーダー方式PDMのパイオニア

PLMconsole は純国産のPDMで セミオーダー方式を採用しています。パッケージ方式のPDMと異なり、お客様仕様のカスタマイズを前提としているため 長期に渡って利用することができます。

Customers reviews

私たちのお客様は、このような悩みを抱えていました。
高額で透明性に欠けたカスタマイズ費用、維持フェーズにおける高額な保守費用、定期的なバージョンアップによる作業費、融通の利かない利用規約などに不満がある。
パッケージ製品への不満
Designer
開発時の仕様もドキュメントも残っていない既存システムが、ハードウェアの保守継続が出来なくなった。現行仕様そのままでの機能でリプレースを希望している。
既存システムリプレイス
Manager
版管理やワークフローなど、自社独自ルールを変えることができず、パッケージでの対応が非常に困難。カスタマイズ費用が高額でパッケージでのメリットが薄いので困っている。
複雑な自社ルール
Support
カットオーバー後の維持コストを大幅に軽減したい。維持フェーズでは最低限のサポートとし、自分たちで軽微なカスタマイズを可能としたい。簡単な修正で多額な開発費を請求される事に対して納得できない。
維持コスト軽減
Designer
設計者以外のライセンスを購入しておらず、全社展開時に他の部門の費用負担が大きく尻込みしている。せっかくのシステムだが利用者が増えず、承認者なども費用軽減のため共通端末を利用している。本末転倒だ。
増えない利用者
Manager
とてもリッチなWebインターフェースを提供しているパッケージを利用していたが、レスポンスが悪くストレスが溜まっていた。多くの情報よりも自分が必要としている情報を素早く見ることを優先したい。
UIよりレスポンス
Support
30年来内製システムで運用し利用者の満足度も高く大きな不満はない。しかし、長年開発を担当した開発者の定年が迫っており、今後の対応に危機感を持っている。自社は複雑な機能は使っていない自覚だったがパッケージベンダーからは高額なカスタマイズ費用が必要と言われた。
継続性の課題
Manager
20年ほど前に外資系パッケージをベースに専用GUIと各種システム連携を開発し運用していた。しかし、そのパッケージが他社に買収され、開発・サポート終了が宣言された。ソースコードもなくブラックボックス化しているが 現在のGUIや連携開発を有効活用できる方法はないか?
継続性の課題
System Manager
当初から全社グローバル展開を目標に 技術部門から導入を開始したPLMシステムですが、他部門・海外工場・関連会社へと展開する中で、ライセンス費用の各部門・各事業所負担が理由で、延期や頓挫している。結局は単なる図面管理システムになってしまい 費用対効果について再度練り直している。
全社展開の頓挫
Manager

Overview

1.セミオーダー型PLM

PLMを構成する機能をライブラリー化することでメインテナンス工数軽減と品質向上を達成しました。ライブラリーの活用+新規開発を合わせることでフルスクラッチ開発の柔軟性とパッケージ型の即効性の間「セミオーダー型PLM開発」を実現しました。

2.WEBアプリケーション

フルWEBアプリケーションとしてクライアント側はブラウザのみで利用することが出来ます。高度なグリッド処理が必要なBOM、CADデータ管理に必要なツリー表記においてもブラウザ上で高速に表示することが出来ます。

3.サーバーライセンス方式

ライセンス費用はサーバー単位となりますのでクライアント数(利用者数)に制限はありません。国内外含めてネットワークが通じていれば利用できるためスケールメリットの恩恵を受けやすい構成です。

4.ソースコード開示

開発部分のソースコードを開示します。維持フェーズにおいて軽微な修正などはお客様側で行うことも可能です。ベンダーロックインによる不合理なコスト上昇を抑えることが出来ます(一部COREに関するコードは開示しないことがあります)

5.作り込みとこだわり

既製品をカスタマイズして利用するのではなく、最初から自分に合ったPLMを作り上げようというコンセプトです。ボタンの配置や検索結果内容の表示など、日々使うようなUIは こだわって築き上げることができます。


6.長期維持コスト低

お客様都合でサポート契約は継続することが出来ますがPLMconsoleの保守費用(年間)は不要です。維持フェーズにおいては抜群のコストメリットを発揮します。サポート保守はインシデント(チケット制)での対応となります。またチケットの費用は追加開発に回すことも可能です。

Point

0.PLMconsole開発背景

PLMはお客様ITインフラ基盤として最も「他社と比較できないオンリー・ワン」のシステムです。会計システムなどは多少独自ルールは存在するとしても、基本的には同じルールで処理されなければなりません。その為、パッケージ製品+カスタマイズ開発という方法が効率的な展開として一般化されています。

PLMに関しては「正解なき」と言っても過言ではありません。作っているモノも数も歴史も異なれば まったく異なるPLMが必要になります。その為、パッケージ製品の導入において多くのカスタマイズ開発を余儀なくされ、結果として「元の姿がほとんど消えた」パッケージ製品を多く見かけます。

パッケージに業務を合わせられないのであれば パッケージ製品の強みを活かすことが出来ません。機能とコストと操作性を犠牲にしてまでパッケージ製品を使い続けるのではなく、オリジナルのPLMを素早く実現しようとするのがPLMconsoleです。

例:こだわりがないという「こだわり」

建売住宅(パッケージ製品)は「実際にモデルルーム(デモ環境)が用意されている」など分かりやすいメリットがあります。しかし、用意されている環境以上の「要望・要求」が発生する場合は これらメリットの恩恵を受けることは出来ません。

標準的な建売住宅

私たち3家族(A/B/C)はこれから30年住み続ける家を建売住宅として購入することにしました。多少のこだわりはありますが 標準的な建売住宅に少しばかりの追加変更で実現できると思っています。

A.石の家

以前住んでいた家は石を積み重ねて出来ていて夏は涼しく快適でした。家具もそのまま利用したいので、このように変更してください

B.木の家

以前から木の上の家に憧れていました。外観にはこだわりがあるので設計図通りに変更してください

C.?の家

以前映画で見たような家に憧れていました。行く末は賃貸物件にしたいので部屋は独立するように変更してください

1.セミオーダー型PLM開発

PLMを実現するために必要な機能をコンパクトで再利用可能なライブラリーとして開発しました。これらライブラリーを利用してPLMを実現しますがPLMconsoleには「顔(画面)」が存在しません。それは多くの経験から「画面や操作が一番こだわりの多い要素」だと言うことを知っているからです。画面設計/画面遷移設計はお客様の今まで利用してきた既存システムからの切替にて最もこだわりが強い為、ゼロベースで話し合いを続け作り上げていきます。

主な機能(Common)

2.WEBアプリケーション

Microsoft .netframework/Internet Information service上で構築されたPLMconsoleは、機能を絞ることで大幅なレスポンス向上を実現しています。多くの機能を1度に実現するためには、サーバー/クライアント間に大量のセッション情報やクッキー情報を保存/破棄/更新などの高負荷作業が必要になります。一見便利に見えるこれらの機能は、多くのリソースを消費することになります。滅多に利用しない機能でもバックグラウンドでセッション管理を行うなどしてレスポンスの低下が予想されるためPLMconsoleでは要件定義時に「どうしても必要な情報とレスポンス」を納得いくまで話し合いを行います。その結果、ピュアなHTMLコードのみの送受信で画面はシンプルになり、レスポンスも向上します。

目に見えない情報

Webアプリケーションでは、クライアントの操作性を向上させるために多くの情報を「裏」で保持します。しかし今日のブラウザはセキュリティの観点から多くの情報を残したり、長期に渡って保存することを望みません。複雑なWebアプリケーションは、更に複雑化していきます。

シンプルなPLMconsole

PLMconsoleはSimpleな考え方です。複雑な処理は分けよう、その方がレスポンスがいいからです。PLMは、何度も何度も機能を付け加えたり改修を続けていくので、複雑な機能の作り込みよりもSimpleな機能を繋げた方がメンテナンス性も向上すると考えます。

3.サーバーライセンス

多くのパッケージ型PLM製品は、複雑なライセンス体系を持っています。同時利用者数やNamedライセンス(利用者全員のライセンスが必要)、固定ライセンスなどは組み合わせることは出来ません。また、グローバル拠点のライセンスに関しては更に多くの複雑性を持っています。このようなライセンス体系では、PLMシステムの拡大規模に応じてライセンス料が増えることになり 「PLMの利用拡大(スケールメリット)」を阻害する要因となります。

PLMconsoleのライセンスは非常にシンプルな「サーバーライセンス方式」です。サーバーライセンス方式はアクセスされるサーバーに適応され、接続ユーザー数や接続拠点に制限はありません。利用者数が増えるほど「お得感」が出てくるということは「PLMの拡大」に大きく貢献することになります。

追加クライアントライセンスは不要

カットオーバー後の利用範囲拡大(全社拡大)フェーズにおける最も大きな障害は「追加クライアントライセンス費用」と言われています。せっかく作り上げたPLMシステムも、利用者が増えなければ 情報は断絶し、思った効果を上げられないことも考えられます

4.ソースコード開示

パッケージ型PLM製品の最大の懸念点は「サポート費用の支払」を止めた時点で「保守サポート」を失うことです(多くのケースで「遡りサポート継続」には多くの追加費用が必要になります)。維持フェーズでありながら、延々とライセンス/保守料を支払続けなければなりません。

PLMconsoleは、導入開発フェーズ終了後に 開発部分のソースコードを開示します。お客様側で追加開発することも可能ですし、ライセンス/保守料の支払いをやめても使い続けることが出来ます。

PLMconsoleという成果物は「お客様の財産」です。

そのシステムは誰のモノですか?

多くのパッケージ型PLMアプリケーションには使用権が設定されています。保守サポート費用を支払い続けなければ、継続利用は出来ません。そのPLMは誰のモノでしょうか?

創ったシステムはお客様のモノです

年間保守用やサポート費、サブスクリプションなどの費用を継続的に支払う必要はありません。それでも作り上げたPLMは、お客様のモノです

5.作り込みとこだわり

パッケージ型製品のように、豊富で使い切れないような機能を提供しても お客様環境に合わせるためには多くのカスタマイズ開発が必要になります。このパッケージ型製品のカスタマイズ開発は「ゼロ(0)」から開発するのではなく「マイナス(-)」から開発することになります。それは、パッケージ型製品内のルールに沿って開発することとなり、多くの制限下での開発となるからです。

負のスパイラル

パッケージ製品の追加開発は「負のスパイラル」の最も分かりやすい入り口です。そのカスタマイズはMicrosoft ExcelなどのVBAほど充実した開発環境を提供しているでしょうか?1度カスタマイズしてしまうと終わることのない追加開発と改修に繋がることでしょう。カスタマイズが必要と判断した場合は、パッケージを断念するときです

徹底的にこだわる

PLMconsoleは、Coreとして機能を作り込んでいますが その多くは「カスタマイズを前提とした」機能分割です。スクラッチ開発のように「ゼロ(0)」から開発することではなく スタート位置からアドバンテージを持って開発を進められます。

6.長期維持コスト低

日本の製造業PLMには下記特徴があると考えられています

このような環境下では既成パッケージ型PLMの長所を活かしきれず 長期利用に対して維持管理コストが利益を圧迫する結果となります。 PLMconsoleは維持フェーズにおける運用管理コストを大幅に抑えることが出来、長期に渡って利用されるPLMに最適です。

パッケージ製品の投資フェーズ

Component

PLMconsoleのモジュール構成についてお客様が詳しく理解する必要はありません。私たちや私たちのパートナーが必要な構成を提示することが出来ます。しかし、PLMconsoleの構成を理解することは信頼と安心に繋がります。

CORE(コア)

システムを利用する上で必要な機能(ログインによるアクセス制限や、データのインプット/アウトプットなど)と、各コアの専門的な機能が定義されています。主に画面構成については 要件定義時に設計されます。

ADD-IN(アドイン)

コアと連携した拡張機能をアドインと呼びます。最も使われている機能は「ワークフローエンジン」です。

共通機能

共通機能は全てのCOREに含まれます。

ユーザー管理

Windows認証連携やActive Directory連携などを実現します。

データ入出力管理

一般的な情報のデータ入出力機能は共通機能として提供しています。(CSV)

権限管理

保存したデータに対して、どのグループへのアクセス権限を付与するのかなどの権限管理を実施します。

管理者機能

ユーザー管理や権限管理などの機能は管理者機能として実現しています。

CORE

CORE(コア)は、機能ごとに分かれており、必要な機能を選択して購入することができます。

xCAD (マルチCADデータPDM)

主要3D CADデータの管理(プロパティー情報の同期や構成情報取得)機能を実現します。 文書管理機能(版管理/排他処理等)も含まれていますのでCADデータ以外の情報も管理することが出来ます。マルチCADに対応しており、CADの種類に応じたライセンスが必要です。

xBOM

部品表の登録、更新や正展開、逆展開、親子関係など基本的な機能を実現します。

NextBom

アサインベースのバリエーションBOMを自動生成するような複雑な処理を実現します。

出図配布管理

多くのお客様でパッケージでは対応が難しいと言われている出図配布管理は、出図するプロッターの仕様や工場、配布先ごとの細かな設定が変更できないためです。本アドオンは多くの導入実績に裏付けされたノウハウの集合です。

データ授受

社内や取引先ごとにCADデータや図面、取引情報を交換する必要において、標準化できていない部分が存在します。本アドオンは古い電子取引も新しい仕組みと連結できるようにすることが出来ます。

ADD-IN(アドイン)

ADD-INは、CORE(コア)のオプションとして選択することができます。

図面データ暗号化(DRM)

登録した2D図面をTIFF化した後、二次流出を防ぐDigital Rights Management 機能を実現し、手元から離れたデータの失効等実現します

ナレッジ

和製ナレッジとして「過去トラブル」における事象や対策などを情報としてまとめます。トラブルの発生件数や対策等 分析することを可能とします。

3D ビューワー連携(XVL)

3DCADデータを自動的に軽量3Dデータに変換します。軽量データ内部の構成情報等ともに連携することが出来、単なるビューワーではなく下流工程で活かせるデータ連係を実現します。

3D形状検索(PARTsolutions)

独PARTsolutions社とのパートナー契約により3D形状の検索を実現します。手書きのスケッチでも3D形状の検索が可能になり、部品の共通化や再利用率が向上します。